ものがたりが始まる

成瀬望の「八百屋barものがたり」と鹿野暮らし通信

文庫版「ハイスクール・ドロップアウト・トラベリング」完成本が1冊できた。

1月17日にFacebookに投稿した文章を転載。

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今日は倉吉で念願だった製本ワークショップに参加してきました。

すんんごく楽しかったので、テンション上がりました!

製本は、具体的には、本の表紙、背表紙、裏表紙を手でひっぺがしてオリジナルの布のハードカバー表紙に付け替えて、しおり紐なんかも付けて世界に一冊だけの豪華本にするという内容でした。

参加者は初めて製本する人ばかりで和気あいあいと時間を忘れて10時から15時まで一心不乱に作業。

お昼休憩には、手作りのおにぎりや豚汁、ゼリー、ケーキも皆んなで頂きました。

僕は、一昨年ネットに公開し、昨年本としての形に完成した自分のドキュメンタリー「ハイスクール・ドロップアウト・トラベリング」完成本1冊目を製本。

とても満足のいく仕上がりになった。

このワークショップに参加するまで僕は、この本は適当に自分で表紙をデザインして普通のコピー用紙に印刷したものを巻けばいいかと思ってました。

装丁にこだわろうという意識はほぼゼロでした。

だけど完成した本を見て、その桁違いの「本」としてのクオリティに圧倒されました。

やっぱり見た目で中身の印象も大きく変わるんだなと。

大切な、この世にたったひとつとなったこの本。

誰に読んでもらおうかと思ったら、青森の寺山修司記念館に送ろうと思い立ちました。

この本は、寺山修司の「家出のすすめ」などの一連の著作を高校生のときに読んで実際に高校をサボって野宿しながら旅をしたときのエピソードを本にしたものだし、僕がいままでの人生で一番影響を受けたのは寺山修司なので、ふさわしいのは所縁の場所かな、と。

僕はこの本をなるべくたくさんの人に読んで共感してもらえたら嬉しいなと思う。

だけどたくさん作るとお金もかかるし、読んでほしい中学生や高校生はお金もあんまり持ってないだろう。だからネットで無料公開はし続けようと思う。

たとえ手持ちの本が1冊しかなくても、人に情熱をもって読んでほしい本がある僕は、ふと思ったけど「本屋」さんを名乗ってもいい気がしてきた。

売るかどうかもわからないし、今はこの一冊の本をたくさん作ることも出来ないけれど、僕はこの本をこれから世の中におすすめしていきたい。

この愛しい本から漂う淡い期待を纏った空気、何か始まっちゃったらいいのになというヤンチャな気配を抱きしめて嬉しがって満喫したい。

在庫1冊。

世界に一冊だけの自分で書いて製本した本。

しかも売ってない。

だけどその1冊を心から愛している。

そんな超ちっぽけな本屋さん(?)

愛すべきミクロぶりに、逆にここからものがたりが始まると面白いかもしれない。

本屋さんの店名を考えようか?

初版本完成パーティーを開こうか?

寺山修司記念館に書く手紙はどんな風にしようか?

遊ぶように想像はひろがる。

いずれ他の本も作ってみたい。

友人わかめちゃんの写真集も世の中に拡散したい。

ということで、妄想の広がる製本ワークショップ、毎月1回倉吉倉吉ブックセンターさん

https://www.facebook.com/kurayoshibookcentre

が開催されているので興味ある方はオススメです。

自分の好きな本にオリジナルの装丁をしたり、僕のように自分で書いた本を装丁したり。

けっこう遊べます。

気になる参加費は、お昼ごはん付きで今回は1000円でした。安。笑

 

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ワークショップ開始直後。

製本前の本。

 

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表紙、背表紙、裏表紙を取る。

 

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作ってる途中。

 

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見本で置いてあったオリジナル製本の本たち。なんかいい。

 

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カバーの布。

裏側に設計図。

 

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仕上げは手伝ってもらいました。

 

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出来上がり本。おもて

 

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背表紙

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上から。しおりの糸も付けました。

 

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表紙あけたとこ。飾りの紙。

 

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もう1ページめくったとこ。

タイトル。

 

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次のページ

 

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章タイトル

 

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ものがたりのはじまり

 

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次のページ

 

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写真のページ

 

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第2章

 

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文字ぎっしりのページはこんな感じ

 

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あとがき

 

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おまけ1

 

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おまけ2

 

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奥付け

 

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裏表紙側の飾りの紙

 

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裏表紙

 

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ということで、ついに完成品としての「本」が1冊できました!

内容はこちらから全文読めますよー。

 

bccks.jp