3.11、人生と真摯に向き合おうという気持ちになる。ぼくの人生それは「鹿野暮らし」である。この場所から右肩上りで心豊かになる未来を描きたい。
春になってきました。
昨日は八百屋barで片付けの途中、眠ってしまいました。
目覚めると朝で、椅子で寝たため腰が痛かった。
いろいろ悔しい気持ちの目覚めだったけど、そういう風に寝てしまうということは、きっと自分の中でエネルギーが過剰になっていて「何かやりたいことがあるのに、それが思うようにできていない」という状態なのではないかと思う。
ブログを書きたいとずっと思っていたので、これを機会に書くことにします。
あれこれ思うことを書きます。
今日は3月11日。
東日本大震災の時、東京で経験したこと。
2014年に福島の被災地を訪れたこと。
(そのときのブログ記事:被災地に行って聞いてきたこと - 八百屋barものがたり)
ふっと朝から頭をよぎる。
忘れたようで忘れていない。
鹿野で友人たちとホームシアター上映会した映画
も思い出す。
思い出すと、生きていることに真摯な気持ちになる。
少なくとも今日だけは、この真摯な気持ちを持ち続けて今の自分の人生に没頭しよう。
ぼくの今の「人生」それは「鹿野暮らし」である。
最近、鹿野のことを以前よりも深く考えるようになってきた。
2011年に鳥取に来てしばらくは、鳥取県内を縦横無尽に動き回って面白い場所や人を訪ねて行っていたけど、そこから八百屋barのオープン準備、そしてオープンしてから、どんどん行動範囲が狭くなっていって、今は行動範囲だけでなく思考も鹿野にフォーカスされてきている。
考えていることは鹿野の「未来」だ。
高齢化で人口減少して過疎化へ向かっている町。
今の人口は4000人を切ったくらい。
このまま人口が減っていくと、一体人口が何人になると町のスーパーやガソリンスタンドはなくなってしまうのだろうか?
それはいつ頃だろうか?
などといったことが気になるようになっている。
鹿野の農業は、どうなっていくんだろう?とかも気になる。
鹿野で一番伝統があり、今も主に作られている主要作物は米だと思う。
作っている人はほとんど兼業農家で、専業農家にはほとんど出会ったことがない。
近所に東京から移住してきて米の専業農家をしている若い夫婦の白川さんという方がいるが、農業を取りまく状況を見聞きしていると、かなり希少な存在だと思う。
日本中どこもかしこも米作りをしているので、そういった意味ではフツーではあるけど、鹿野の主要作物である「米」。
主要作物なんだから、八百屋barではいつも鹿野の美味しいお米が食べれるようにしておきたい。
お米の美味しい炊き方はもちろん、美味しいお米料理も出来るようになりたい。
「米」と「米作り」にもっと向き合いたいという気持ちが最近強くなっている。
羽釜にセットした米を入れる。
— 成瀬望 (@nozomunaruse) 2016年1月31日
煙すごい。近所からクレームきそう。 pic.twitter.com/ov6lFaJNUA
炊けたのか? pic.twitter.com/VCHWXexbsx
— 成瀬望 (@nozomunaruse) 2016年1月31日
最近の料理実験記録。
— 成瀬望 (@nozomunaruse) 2016年2月26日
余ったごはんをまぜてバニラアイス。
アイスとして完成度は低いけど、美味しかった。
またごはん余ったら作りたい。 pic.twitter.com/OOvEsLDjRL
鹿野をもっともっと魅力的な場所にしていきたいのだ。
これらの気持ちの根底にあるのは「明るい未来に向かっていきたい」という気持ちだ。
去年子供が生まれたということも多分大きく影響しているのだろうけど、経済的にも精神的にも右肩上がりになっていけたらいいなという気持ちが大きくなってきた。
「成長したい」のだ。
鹿野で成長していきたい。
大きなお世話かもしれないが「鹿野と一緒に」成長していきたいと思っている。
商品開発などもしてみたいと思っているし、観光業にも関わっていきたい。
鹿野を今後もますます、ぼくが豊かに愉快に暮らせる場所にしていきたい。
八百屋barものがたりは地域に愛される飲食店であると同時に集客力のある「観光スポット」になっていきたい。
鹿野をいろんな人が訪ねてきて、住人との交流があり、また訪れたいと思う場所にしていきたい。
移住者はもちろん大歓迎だけど、いきなり移住してくる人は少数派だからまずは交流人口を増やしていきたい。
人口が減っても交流人口が増えれば、鹿野の経済と生活は守られるんじゃないか。
いつもながらのぼくの性格である少し壮大な目線だけど、そんなことを日々考えながら最近は暮らしている。
鹿野が栄えていくには、どういう方法が考えられるのか。
栄えていくとは、どんなイメージなのか。
この場所で、どういった成長産業が考えられるのか。
何にせよ「人と人が交流する」「人間も含め地域の資源に光をあてる」という意味で、観光業の目線は必要な気がする。
この写真は愛する友人わかめちゃんが鹿野の川で撮影したものだ。
こんなこともやりたい。
はっきりと気づいていないけど「この場所にある豊かなもの」をもっともっと活かしていきたい。
このあいだ、味噌作りのイベントを八百屋barでやったんだけど、老舗のお味噌屋さんが鹿野にあるということも大事なんだけど、若女将の淳子さんの人柄が素敵なこともそれと同じかそれ以上に大事なことだと思う。
淳子さんのイラスト by 木村さん
産業だとか観光だとか、堅苦しいことを言っても人はなかなか動かない。
楽しいことが人を動かすのじゃないだろうか。
楽しいことをしているうちに、町がどんどん豊かになっていくというのが、ぼくの目指すイメージだ。
今週末、日曜日は八百屋barで小橋くんのおむすびパーティーがあります。
— 成瀬望 (@nozomunaruse) 2016年3月9日
どなたでも遊びに来てください〜 pic.twitter.com/XL5ieXmJC4
今週は近所の好青年オリバーによるおにぎりパーティーが八百屋barで開催される。
来週は西粟倉の酒うらら道前理緒さんが来ての日本酒ナイト。
https://www.facebook.com/events/1697113523893843/
宮内くんがライプツィヒから帰ってくるということで、こんなにも胸が高鳴る。
— 成瀬望 (@nozomunaruse) 2016年3月9日
人が最大のエンターテイメント。
4月にやります。ライプツィヒからようこそ鹿野パーティーhttps://t.co/koYSHSlsYE
— 成瀬望 (@nozomunaruse) 2016年3月10日
来月はなんと、画家の宮内くんがドイツから鹿野に帰ってくる。
宮内くんは一昨年、半年間八百屋barの裏庭の蔵で生活しながら絵を描いていた。
八百屋barのオープンも手伝ってくれた大恩人だ。
人が人を呼び、人がどんどん訪ねてくるようになる。
人は「宇宙最大のエンターテイメント」だ。
人と人の交流。
そして何かしらの成長産業(?)を鹿野から行っていきたい。
もうすぐ春。
人生も春の訪れとともに成長していきたい。
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成瀬望 Nozomu Naruse
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