映画「幸せの経済学」と「懐かしい未来」
プロモーション映像
昨年試写会で見た映画。
その上映会場で映画の書籍版とも言える
「懐かしい未来」ヘレナ・ノーバーグ=ホッジの本も購入。
映画、本ともにとても印象に残るものでした。
映画は、今ちょうど上映が始まったようで、
とても話題を集めているようです。
インド北部ラダックという村がグローバリゼーションによって、
食や経済、環境の問題、文化・コミュニティなどの
崩壊がいかに起きているかを描いている。
環境とコミュニティの絆にやさしい
幸せの経済学=「ローカリゼーション」のお話。
本の第1章は、ラダックの人達の昔ながらの温かいコミュニティがある
持続可能な暮らしのお話。とても美しいと思った。
第2章は、ラダックの地域にグローバリゼーションが訪れ、
いかに伝統の暮らしを壊しているか。
若者達が欧米の暮らしに憧れさせ、田舎を色あせて見えさせてしまう。
グローバリゼーションの魅力、威力、欲望を増幅させるシステム。
第3章で、グローバリゼーションに対抗する
「ローカリゼーション」という考え方の説明がされる。
先進国、途上国で行われる持続可能な社会に向けての様々な事例紹介。
ラダックの人達の昔ながらの暮らしに惹きつけられました。
中学生のときに衝撃を受けたマンガ「ジパング少年」の
「ゼロ」を思い出す。
モノがなくても、日々の暮らしの中で起こる出来事に
喜んだり悲しんだり。
心は一番のエンターテイメントだとふと思った。
共同体、家族、地域の「幸せ」を中心とした社会への転換を
この数年どんどん感じています。
ひとこと感想。
「天国は“不便”なところにあるのかもしれない。」
A country road take me home to the place I belong.
Almost heaven?
先月4月、写真エッセイ「ラダックの風息」の著者、山本高樹さんにメールし、
NGOジュレー・ラダック代表のスカルマさんにお話を伺いにいきました。
僕も一度、人間の原点的な暮らしを経験してみたい。
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